2009年11月5日木曜日

日経:温暖化ガス25%削減で一番安くつくのは外国から排出枠を買うこと(慶応大学野村准教授)

今朝の日経記事。ネットでは読めないので要点のみ抜粋:
  1. 25%削減の政府目標達成には海外から排出権を取得するのが一番安くつくという試算を慶応大学野村浩二准教授がまとめた。
  2. 一般家庭の負担増は年3万2000円となる(排出枠価格トン30ドルと仮定)。トン80ドルに上がった場合でも年12万7000円。
  3. 一方、国内の削減努力だけで25%削減を実現しようとすれば、年76万5000円の負担となる。
  4. 野村氏は政府の地球温暖化に関するタスクフォースのメンバー。今後の議論に影響を与えそう。

当然こういう主張は無視されるだろう。「環境」で儲けようとする輩のメシの食い上げとなるから「国産品の保護」を訴えるからだ。環境産業は今後の成長産業になると言うが、海外からの排出枠取得よりめちゃ高く付くのであれば、何が国際競争力だ。

なんだか農水産物を巡る議論に似てきそう。損をするのは一般消費者だけ。

おいらが昔から言ってきたとおりの展開となりそうで、憂鬱:

Letter from Yochomachi: 「温暖化ガス25%削減」で、損する人と得する人

小沢環境大臣も発言も「確信犯」だったわけか:
Letter from Yochomachi: 「地球環境対策では、国内メーカーは和牛生産者と同じ手法で儲ければいい」(小沢鋭仁環境大臣)


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

隣近所のごみ掃除をしなさいと言われて、なぜ?とも思わずお金を渡して勘弁してもらう。そのお金を環境税という名目で取られる日本国民は爪に灯をともす生活、もらったお金で隣近所は大はしゃぎの毎日、やりきれない。
それ以上にこの取引は国際博打化して、たぶん日本は大負けする。この負け分も国民負担増。外国のワルに負けるくらいなら、日本の悪ガキ連中にやるほうが、カネが国内に回るので隣近所でバカ騒ぎされるよりは、とも思うが如何に。